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milumo コラム集

メガネのバカヤロー

Vol.08 「赤い豚さん。」~花粉メガネのゴーグル感が否めない件~

 

黒渕トオル
黒渕トオル

「生涯、黒縁メガネ。」と決めこむ、兼業フリーライター。眼鏡業界を、独自の視点で書き綴る。

 

 記録的な大雪に見舞われた関東では、交通機関や流通に大きな混乱を招き、4年に一度のオリンピックが霞む程大きなニュースとなった。道路脇にわずかに残った雪も溶け、気温も上がり始めた大都会では、穏やかに春を迎えようとしている。

 

 

しかし、今度は大量の花粉をお見舞いされる事を忘れてはならない

 

 

 

目に見えない上に、とめどなく降り注ぐ花粉は、花粉症の人にとっては雪なんて比じゃないくらい厄介だ。

 

花粉症でない人には分からない苦しみがそこにはある。実に切実だ。

 

 人は、

「くしゃみ・鼻水・目のかゆみ」

この三種の神器がそろった時に、天命が下る。

 

 

 

それは突然で、昨年まで平気だった人が今年急に花粉症の症状に苦しむ可能性もあるのだ。昨年の行いが良かったからといって免れられるわけでもなく、スギ林に囲まれた家に引越したからといって必ず発症するわけでもない。

神のみぞ知るといった解釈で、ここは受け入れるべきだろう。

 

 

花粉症の症状を抑えるには、薬を含めて様々な方法があるが、やはり体内への侵入を防ぐのが一番だ。

 

 

マスクをして、鼻から花粉を吸い込むのを防ぐのと同時に、これからの季節は、最近種類も豊富になりつつある「花粉メガネ」を活用したい。

 

 

 

「花粉メガネ」とは、ノーズパッドや、フード付きのフレームで花粉の侵入を防ぎ、防曇レンズでマスクとの併用も容易にした画期的なメガネである。

 

 花粉症というと、マスクをするイメージは昔からあるが、メガネをかけるようになったのは最近の事のような気がする。「花粉メガネ」のような物が無かった一昔前は、目のかゆみは我慢してマスクをしていたのだろう。特に、花粉症で視力の悪い人は苦労したのではないだろうか。 

 

 

メガネは曇るし、コンタクトもかゆみで着けていられない・・・。

 

そんな花粉症のメガネユーザーにとっても、この「花粉メガネ」の登場は、長年の苦しみを少しでも和らげてくれる存在になりそうだ。

 

大きなノーズパッドや、花粉防護のフードは、見た目が重い印象があったが、最近では大手メーカーも商品化を進め、デザイン性に優れた物も多い。ユーザーが「花粉症」という限定ではあるが、視力に関係なく購入する事を考えれば、大きなマーケットになる可能性は高い。

 

・・・と、いう事で。

 

 

「花粉メガネ」は素晴らしい! 

・・・と、いう話でした。

 

 

 

そして、ここからは、過剰なメガネ愛からくる、「花粉メガネ」に対するモヤモヤをお聞き頂きたい。

 

 

以前書かせて頂いた「PCメガネ」の時もそうだが、こういう、最近になってチヤホヤされている様な人気者に対しては、我々メガネ戦士は厳しい。

 

 嫉妬と言われてしまえばそれまでだが、メガネと共にいくつもの苦難を乗り越え、戦って来た我々にとっては、この「花粉メガネ」という、期間限定の存在は受け入れ難い。

 

 

そして、決して口にしないとしても、メガネ戦士は誰もが内心こう思っている。

 

 「あんなもん、ただのゴーグルじゃねえか。」

 

 

 

昨年の話。

 

 

 原付スクーターで通勤している、同じ職場のおっさんが「花粉メガネ」をかけはじめた。もちろん花粉症という事なのだろうが、勤務中は普通のメガネをかけてマスクをしている。どうやら通勤でバイクに乗る時だけの模様。

 

 このおっさんにはフルフェイスのヘルメットという選択肢は無かった様で、走行中の花粉スプラッシュから目を守る手段として、先取りで花粉メガネに目をつけたのであろう。

 

 私がなぜ「花粉メガネ」だと気付いたのかというと、それは独特の形・・・。特に、リムからテンプル部分にかけてのフードが特徴的で、これがまさにゴーグルといった感じなのだ。

 

ポッコリお腹の中年太り。

 

このおっさんのスクーターは紅色では無かったが(笑)

 

ゴーグルをかけて、甲高いエンジン音と白煙を上げ走り去る姿は、イタリアを舞台にした飛行船アニメに出てくる、赤い豚さんに見えてしょうがなかった。

 

 今年見かける花粉メガネは、このフード部分がクリア素材で目立たない工夫がされていたり、スポーティなフォルムで全体的に顔にフィットさせている物など、デザイン性に優れた物が多いのは先ほど話した通り。

 

おっさんの花粉メガネが、今年スタイリッシュになっていたとしたら・・・、花粉メガネブームが現実味を帯びて来る。